
月々のスマホ代が安くなる格安SIM(格安スマホ)はCMや広告でよく見かけますよね。
そんな格安SIM(格安スマホ)でやっぱり気になるのはこんなこと。

"格安"って言うほど本当に安いの?
安いぶん不便なんじゃ?
格安SIM(格安スマホ)には専用ショップがないなどのデメリットがあり、自分に合わないとやめたほうがよいことも。
しかし、デメリットは全員に影響するわけではありません。さらにデメリットの解消法もあります。
そして、月々のスマホ代が安くなる格安SIM(格安スマホ)だからこそ節約したい人におすすめです!
なぜなら格安SIM(格安スマホ)を使えばこんなに節約効果が期待できるからです。
格安SIM(格安スマホ)の節約効果
- 月々のスマホ代(通信+通話代)を月額1,000円程度~という安さで使える!
- 格安SIM(格安スマホ)を使っている間は節約効果がずっと続く!
- 利用者(家族)が増えれば節約効果は人数分だけ増える!
しかし、安くて節約に効果的とわかっていても、格安SIM(格安スマホ)に乗り換えるのはやっぱり迷いますよね。
そこで、この記事では「格安SIM(格安スマホ)はやめたほうがいいのか」をデメリットを踏まえて解説していきます。
逆におすすな人も紹介するのでぜひご覧ください!
この記事でわかること
- 格安SIMと格安スマホの違い
- 格安SIM(格安スマホ)をやめたほうがいい場合(デメリット)
- 格安SIM(格安スマホ)がおすすめな人
- 格安SIM(格安スマホ)への乗り換えに踏み出せないとき

元ドコモ11年利用→格安SIM利用9年目のかへおれ(@caheoreblog)が解説します。
01. そもそも格安SIMと格安スマホって何?


格安SIMと格安スマホってどう違うの?
格安SIMも格安スマホも「格安」という言葉がつくので、どう違うのかわからない人もいますよね。
そんな疑問にこれからわかりやすく解説していきます。
1. 格安SIMは大手キャリアより安く利用できる通信サービス
格安SIMは大手キャリアより安く利用できる通信サービスです。大手キャリアと言えば、docomo、au、SoftBankが有名ですね。
なぜ大手キャリアより安いのかというとこんな理由があります。
- 大手キャリアから回線を借りているため、回線の基地局の維持費や増設費用をかからない。
- 専用ショップを持たないことが多く、店舗や人権費がかからない。
大手キャリアの回線を借りているということは、格安SIMでも大手キャリアの回線エリアや品質を利用できるので安心ですよね。
そして、格安SIMならこんな風にユーザー自身で安く利用できます▼
データ通信容量や無料通話といったサービスの中から、自分に必要なサービスを選ぶ(不要なサービスを外す)ことで安く使える!
つまり、格安SIMだと不要なサービス分の料金がかからないのが特徴です。
大手キャリアのサービスは充実したサービスです。しかし、使わないサービスも含まれていることがありますよね。
例えば、あまり電話をしない人、LINE通話で済ませることが多い人に無料通話はなくても困らず、その分安い方がうれしいわけです。
2. 格安スマホは格安SIMをセットしたスマホのこと
格安スマホは、格安SIMをスマホにセットしたスマホのことです。
例えば、iPhoneに格安SIMをセットすれば、iPhoneが格安スマホとなります。
でも、iPhoneの端末代は高めなので、iPhoneが格安スマホなんて馴染めないかもしれませんね。

「格安スマホ」はスマホの端末代が格安のものを指しているわけではないんだね。
格安スマホ使えないと言われるのは…
自分の用途と合わない端末や格安SIM・サービスを選んでしまうと、やっぱり「格安スマホやっぱり使えない。やめたほうがいい。」となりやすいです。
- 自分の用途に合わない低スペックの端末を購入した場合場合。
- 自分の用途に合わない格安SIMやサービスを選んだ場合。
3. 格安SIMはSIMのみでも契約OK!
格安SIMは、SIMのみでも乗り換えや新規契約が可能です。
例えば、今使っているスマホはそのままに、docomoなどから格安SIMに乗り換えができます。
つまり、スマホ月額だけ安くなるというわけです。
ただし、今使っているスマホに格安SIMが適合しているかは乗り換える前に確認が必要です。
SIMはSIMカードと呼ぶ小さなカードです。
スマホやタブレットなどにセットすることで通話やインターネットが使えるようになります。
格安SIMについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ▼
詳細はこちら
02. 格安SIM(格安スマホ)はやめたほうがいいかはデメリットしだい

格安SIM(格安スマホ)は月々のスマホ代が安くなるというメリットがある反面、デメリットもあります。
そのため、デメリットが自分の使い方に合わないなら格安SIM(格安スマホ)をやめたほうがよいです。
しかし、格安SIMごとに持っているデメリットは異なります。
そんなデメリットの代表的なものがこちらです▼
格安SIM(格安スマホ)の代表的なデメリット
- 専用ショップがない
- キャリアメールが使えない
- 通信速度が遅め
ただし、格安SIMのサービスは年々充実してきており、デメリットの解消法も出てきています。
そんな格安SIM(格安スマホ)のデメリットとその解消法を解説していきます。
1. 専用ショップがない→専用ショップのある格安SIMを選ぼう!

専用ショップがないと手続きが不安だよ。
スマホは子どもから高齢者までさまざまな年代の人が使います。そのため、ドコモショップのような専用ショップがないと不安という人もいますよね。
多くの格安SIMは専用ショップがないです。これは店舗や店員の費用を削減することで安くサービスを提供するためです。
これを解消するには、UQmobileのように専用ショップのある格安SIMを選びましょう。
また、申し込みの手続きであればドコモショップでOCNモバイルONEが申し込めます。
そして、専用ショップではないですが、家電量販店でも申し込める格安SIMもあります。
■WEBサイトやアプリからの手続きに慣れるとこんなメリットも!
1. 専用ショップに行く労力・時間、待ち時間を無くせる!
2. 選べる格安SIMが増える!
→安くなりやすい。
→自分に合う格安SIMを探しやすい。
※WEBサイトやアプリからの手続きが難しい・不安という人は、家族や親しい友人にサポートを頼むことも一つの手段です。
2. キャリアメールが使えない→月額を払えば使えるように!
かつては格安SIMではキャリアメールが使えませんでした。
キャリアメールは、ドコモメールのようにキャリアのメールサービスのことですね。
しかし、今では格安SIMでもキャリアメールを使えるサービスがキャリアにあります。例えば、docomoならドコモメール持ち運びというサービスです。
ただし、月額300円程度の費用がかかります。
それでも、キャリアから格安SIMへ乗り換えるなら月額300円払っても月額は安くなります。
例えば、格安SIMへの乗り換えで月額が3,300円安くなると…
キャリアメールに月300円払っても月3,000円(3,300円-300円)は節約できます。
そして、節約効果は年月とともに積み重なります!
→ 1年で36,000円の節約効果
→ 5年で180,000円の節約効果
→10年で360,000円の節約効果
Gmailなど無料メールサービスへの移行もおすすめ!
メールの移行は家族・友人などへの連絡も必要です。
最初だけがんばって移行してしまえば、キャリアメールに縛られることがなくなり、格安SIMに乗り換えやすくなります。
特にAndroidスマホなら最初からGmailが入っていてすぐに使えます。
3. 通信速度が遅い→通信速度が速い格安SIMを選ぼう!
格安SIMはキャリアよりも通信速度が遅めなことが多いです。
しかし、これは通信速度の速い格安SIMを選ぶことで解消できます。
例えば、docomo回線ならOCNモバイルONE、au回線ならUQmobileは代表的な格安SIMです。
■通信速度が快速でなくとも、あまり困らず使える。
キャリアの通信速度はかなり快速です。
しかし、スマホでのインターネットやYouTube視聴などはそこそこの通信速度があればあまり困らず使えます。
自分のスマホ用途にほぼ困らないのであれば、通信速度が低下してもその分安い方がお得ですよね。
平日昼の通信速度が遅いIIJmioの場合
筆者は平日昼間の通信速度の遅さが指摘されることの多いIIJmioを使っています。
もちろん、普段使っているときよりやや遅く感じることはあります。
しかし、平日昼間でもインターネットやYouTube視聴はできています。
03. むしろ格安SIM(格安スマホ)がおすすめな人も!

格安SIM(格安スマホ)をやめたほうがいい人がいれば、逆におすすめな人もいます。
そんな格安SIM(格安スマホ)がおすすめな人がこちら▼
- 月々のスマホ代を節約したい人
- データ容量を気にせず音楽や動画などを使いたい人
- デュアルSIM機やスマホ・タブレットなど複数機種で使いたい人
それぞれ見ていきましょう。
1. 月々のスマホ代を節約したい人
格安SIM(格安スマホ)は、月々のスマホ代を節約したい人にこそおすすめです。
なぜなら、格安SIMには3つの節約効果が期待できるからです。
格安SIMの節約効果3点
- 月々のスマホ代を安くできる
- 格安SIM利用期間中は節約効果が続く
- 家族利用で節約効果が人数倍に増える
例えば、大手キャリアで月5,000円かかっている人の場合で説明します。
格安SIMに乗り換えて月1,000円になると、月々のスマホ代の節約効果は4,000円です。
そして、格安SIMの利用期間中はこの4,000円の節約効果がずっと続くわけです。そう、こんな風に▼
「1年→4.8万円節約、5年→24万円節約、10年→48万円節約、20年→96万円節約…」
そして、節約効果はここで終わりません!
家族で利用すれば人数分だけ節約効果が増えることになります。例えば、夫婦2人で使えば節約効果は2倍に!
「1年→9.6万円節約、5年→48万円節約、10年→96万円節約、20年→192万円節約…」
大手キャリア(docomo、au、SoftBank)は充実度が高く、良いサービスです。しかし、その分料金は高くなりがちで、長期間使うとなると人によってはその料金が重荷になることも。
しかし、格安SIMであれば①単月の安さはもちろん、②利用期間中は節約効果が積み重なって増え、③家族の人数分増える、という節約効果が得られます。
そのため、節約したい人には特におすすめです。
■毎月4,000円の節約は、給料なら約5,000円アップが必要
格安SIM(格安スマホ)で毎月4,000円節約できると、毎月4,000円の余裕ができるわけです。
この毎月4,000円の余裕を給料で生み出そうとすると…
毎月の給料の約5,000円アップが必要です。
なぜなら、給料は保険料などで2割程度引かれます。
そのため、給料5,000円アップしてやっと手取4,000円です。
そして、給料を5,000円アップさせるのは大変な場合もありますよね。
それくらい毎年昇給しているよという人でさえ、昇給が年1回なら1年が必要なわけです。
しかし、格安SIMへの乗り換えは給料を上げるよりは労力が少なく済みます。
節約したい人にはぜひ乗り換えがおすすめです。
2. データ容量を気にせず音楽や動画などを使いたい人
格安SIM(格安スマホ)は、データ通信容量を気にせずコンテンツを楽しみたい人にもおすすめです。
なぜなら格安SIM(格安スマホ)の中にはデータ容量の消費を気にせずに音楽を聴けたり、動画が見れるサービスを行っているもあるからです。
例えば、こんな格安SIMがサービスを出しています▼
格安SIM | サービス名 | サービス内容 | 月額 |
---|---|---|---|
OCNモバイルONE | MUSICカウントフリー | 対象の音楽サービスで通信容量の消費なし | 0円/月 |
BIGLOBE mobile | エンタメフリー | 対象の動画・音楽などのサービスで通信容量の消費なし | 280円/月~ |
mineo | パケット放題Plus | 通信速度最大1.5Mbpsでネットも動画も使い放題 | 385円/月 |
このような特徴あるサービスに自分に合うものが見つかれば、きっと楽しい時間が増えますよね。
しかも、格安SIMだとそもそも月額が安くなるので、さらに満足度が高まります。
自分に必要なサービスが選べる格安SIMはやっぱりおすすめです。
3. デュアルSIM機やスマホ・タブレットなど複数機種で使いたい人
格安SIMはデュアルSIM機はもちろん、スマホ・タブレット・PCなど複数機種持ちの人にもおすすめです。
なぜなら、格安SIMはデータ通信専用SIMやeSIMがあり、費用を抑えながらデータ通信ができるようになるからです。
例えば、IIJmioならこんな料金の違いがあります。
SIM | 2GB | 4GB | 8GB | 15GB | 20GB |
---|---|---|---|---|---|
音声SIM・音声eSIM | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 |
SMS付データSIM | 820円 | 970円 | 1,470円 | 1,780円 | 1,980円 |
データSIM | 740円 | 900円 | 1,400円 | 1,730円 | 1,950円 |
eSIM(データ通信) | 440円 | 660円 | 1,100円 | 1,430円 | 1,650円 |
特にeSIM(データ通信)だとさらに安くて助かりますよね。
eSIMはデュアルSIM機の2枚目のSIMに利用するなど利用できると便利でしかも安いです。
キャリアと比べると格安SIM自体安いので、デュアルSIM機や複数機種持ちの人におすすめです。
04. それでも格安SIM(格安スマホ)乗り換えに踏み出せない人へ

格安SIM(格安スマホ)が節約に効果があるんだね!
月々のスマホ代を節約したかったから自分にはピッタリ!
格安SIM(格安スマホ)が自分にピッタリとわかっても、いざ乗り換えとなると踏み出せないこともありますよね。
そんな格安SIM(格安スマホ)の乗り換えに踏み出せるようにヒントをお伝えします。
1. なぜ格安SIM(格安スマホ)が気になったのか振り返ろう

やりたいことや欲しいものがたくさん!
でも、お金が…。給料はすぐに上がらないし、
節約できることないかなあ。
そもそも格安SIM(格安スマホ)が気になったのは、月々のスマホ代を節約したい場合が多いですよね。
そして、なぜ月々のスマホ代を節約したいかというと、お金を他のことに使いたいからです。
例えば、欲しいもの、趣味、付き合い、教育資金、投資、貯金など本当に人それぞれです。
そして、人それぞれ優先したいことや大切なことで、そこにお金を使いたいのは自然ですよね。
特に大手キャリアを利用中の人は、格安SIMに乗り換えることで月々のスマホ代が安定的に安くなります。
自分が優先したい・大切にしたいことにお金を使うために、格安SIM(格安スマホ)に一歩踏み出してみましょう。
2. 手続きが面倒なのはそのときだけ
格安SIM(格安スマホ)だけではないですが、手続きってやっぱり面倒に感じますよね。
でも、乗り換え手続きはそのときだけで、面倒は続きません。
しかも、こんなに手続きしやすい環境が整っています。
- お店に行かなくても手続きできる。
- ネット環境、スマホかPCがあれば自宅から手続きできる。
- 手続きしやすいようにわかりやすくWebサイトが作られている。
そして、手続きの流れを知ってしまえば、案外たいしたことないなと思うこともあります。
そんな格安SIM(格安スマホ)の乗り換え方をこちらにまとめていますのでご覧ください。
3. 乗り換えには思い切りも必要

10年以上もdocomoを使ってきたんだから、他社に乗り換えなんてなんだかもったいない…
私自身そうだったのですが、大手キャリアを長年使っていて他社へ乗り換えようとすると、もったいない感情が生まれることがあります。
このもったいない感情の出どころは例えばこんな大切にしたい気持ちだったり。
- 丁寧に接客してくれる店員さんとの繋がりを大切にしたい。
- 長年キャリアを使ってきたこと(自分が継続してきたこと)を大切にしたい。
もちろん大切にしたい気持ちは悪いことではないです。
しかし、お店の店員さんの丁寧な接客はやはり仕事の内であることも事実。
そして、長年キャリアを使ってきていても、何か優遇されているわけではないはずです。
だからこそ、もったいない感情は一旦置いておいたほうがよいです。
特に節約を目的としている場合は、格安SIM(格安スマホ)は効果的な手段となり得ます。
乗り換えには思い切りも大切です。
05. 【まとめ】格安SIM(格安スマホ)は節約したい人にこそおすすめ!

格安SIM(格安スマホ)のデメリットと解消法、おすすめな人を解説してきました。
デメリットと解消法
- 専用ショップがない→専用ショップのある格安SIMを選ぼう
- キャリアメールが使えない→月額を払えば使える!
- 通信速度が遅い→通信速度が速い格安SIMを選ぼう!
おすすめな人
- 月々のスマホ代を節約したい人
- データ容量を気にせず音楽や動画などを使いたい人
- デュアルSIM機やスマホ・タブレットなど複数機種で使いたい人
格安SIM(格安スマホ)のデメリットは解消法と合わせても、自分の使い方に合わない場合はやめた方がよいです。
逆に格安SIM(格安スマホ)がおすすめな人の中では、特に月々のスマホ代を節約したい人こそおすすめでした。
月々のスマホ代が節約できれば、節約効果は毎月続き、家族で利用すれば節約効果は人数倍になるメリットがありました。
特に大手キャリアから格安SIMに乗り換えれば、毎月数千円の節約効果が期待できました。そして、毎月数千円分の給料を上げることを思えば、格安SIMへの乗り換えは労力が少なく済みます。
毎年生活コストが上がり続けているからこそ、毎月の節約は年月とともにあなたの味方になってくれます。格安SIM(格安スマホ)、ぜひ挑戦してみてください。
かへおれ(@caheoreblog)でした。
格安SIM(格安スマホ)についてもっと知りたい人はこちらもご覧ください▼
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