OCNモバイルONEユーザーおすすめのオプション活用法5選

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OCNモバイルONEユーザーおすすめのオプション活用法5選!

2023年5月26日

OCNモバイルONEを「より便利に、より安く、よりお得に」使うために活用したいのがオプションです。

オプションといえば、かけ放題やデータ通信の容量シェアはよく知られたところです。

でも、案外迷いがちなのが、かけ放題をつけた方がよい場合や容量シェアの使いどころ。そんな迷いがあるままオプションをつけると、思うように活用できないわりにオプション代だけ支払うハメに……

そこで本記事では「OCNモバイルONEユーザーでもある筆者がおすすめのオプション活用法5選」を解説していきます。

この記事を読めば、自分に合うオプション活用法がわかります。

格安SIM利用9年目(元docomo11年利用)、OCNモバイルONEユーザーのかへおれ(@caheoreblog)が解説します!

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1. 家族や複数端末での利用には容量シェアがおすすめ

OCNモバイルONEを家族利用する場合、複数端末で利用するならデータ通信の容量シェアがおすすめです。

■容量シェアの料金(税込)

データ通信専用SIMSMS対応SIM音声対応SIM
初期費用SIMカード
追加手数料
0円 / 枚 ※例外後述
SIMカード
手配料
433.4円 / 枚
月額費用SIMカード
利用料
0円 / 枚132円 / 枚新コース
→132円 / 枚
新コース以外
→242円 / 枚
容量シェア
SIM料金
440円 / 枚440円 / 枚440円 / 枚

容量シェアのメリットは1人ずつ単独契約するより、「初期費用・毎月のスマホ代」が安くなることです。そして、容量シェアを利用するなら注意してほしいのがデメリット。

デメリットは容量シェアするデータ通信容量は、親回線が契約しているデータ通信容量になることです。

容量シェア分を含めて、親回線はデータ通信容量多めのプランにする必要があるわけですね。

容量シェア人数が増えるほど、1人当たりの使えるデータ通信容量が減っていくこともデメリットです(容量シェアは最大4人まで)。

OCNモバイルONEのデータ通信容量は最大10GBなのも注意です。

それでは容量シェアについて見ていきましょう。

1. 家族利用の場合の容量シェア

OCNモバイルONEを単独契約した場合と容量シェアしたときの差を見てみましょう。ここでは家族2人の場合と家族3人の場合で見ていきます。

■家族2人での単独契約と容量シェアの料金比較(税込)

単独契約の場合容量シェアの場合
条件設定3GBプランを単独契約×2人6GBプランを容量シェア
初期費用初期手数料6,600円(3,300円×2)3,300円
SIMカード発行手数料866.4円(433.4円×2)433.4円
SIMカード手配料-433.4円
初期費用:合計7,466円4,166円
毎月の料金料金プラン1,980円(990円×2)1,320円
追加SIM月額-440円
毎月の料金:合計1,980円1,760円

単独契約する場合より、容量シェアしたほうが初期費用は3,300円安く、月額料金は220円安くなっています。

初期費用が3,300円安くなるのは使い始めのお得感が増えますよね。

月額料金は220円と安くなる印象が薄いかもしれませんが、使い勝手が変わらず毎月220円の節約できます。1年で2,640円、2年で5,280円と節約効果が積み重なっていくのは嬉しいポイントです。

■家族3人での単独契約と容量シェアの料金比較(税込)

単独契約の場合容量シェアの場合
条件設定3GBプランを単独契約×3人10GBプランを容量シェア
初期費用初期手数料9,900円(3,300円×3)3,300円
SIMカード発行手数料1,300.2円(433.4円×3)433.4円
SIMカード手配料-866.4円(433.4円×2)
初期費用:合計11,200円4,600円
毎月の料金料金プラン2,970円(990円×3)1,760円
追加SIM月額-880円(440円×2)
毎月の料金:合計2,970円2,640円

単独契約する場合より、容量シェアしたほうが初期費用は6,600円安く、月額料金は330円安くなっています。しかも、容量シェアでは単独契約よりデータ通信容量が1GB多いです。

初期費用が6,600円安くなるのは、月額料金が約2か月分浮いたようなものでお得ですよね。

2人での計算のとき同様、月額料金は330円と安くなる印象が薄いかもしれません。しかし毎月330円の節約は、1年で3,960円、2年で7,920円、3年で11,880円と節約効果が積み重なります。

以上のように、容量シェアはシェアする人たちのデータ通信容量さえ合えば、初期費用と月額料金を安くできるのでおすすめです。

容量シェアは最大4人までなのを忘れないでね。

2. 複数機種持ちにも容量シェアがおすすめ

スマホやタブレットなど複数端末を使いたい人には容量シェアがおすすめです。

■データ通信の容量シェア(税込)

データ通信専用SIMSMS対応SIM音声対応SIM
初期費用SIMカード
追加手数料
0円 / 枚 ※例外後述
SIMカード
手配料
433.4円 / 枚
月額費用SIMカード
利用料
0円 / 枚132円 / 枚新コース
→132円 / 枚
新コース以外
→242円 / 枚
容量シェア
SIM料金
440円 / 枚440円 / 枚440円 / 枚

例えばスマホの音声SIMを親回線として、データSIMを追加してタブレットに使用。親回線であるスマホのデータ通信容量をタブレットのデータSIMと容量シェアして使うことができるわけです。

これなら端末台数分だけ単独契約いらず。料金も安くなって複数端末持ちの人にピッタリ!

ここでも注意したいのが、OCNモバイルONEのデータ通信容量は最大10GBなところ。親回線は最大で10GBなので、データ通信を10GB以上使いたい人はデータ通信の容量シェアでは不足することに……

不足分は単独契約する必要があります。

容量シェアを利用するなら、まずは自分に必要な月々のデータ通信量を確認しましょう。そして、10GB未満なら容量シェア、10GBを超えるなら単独契約でいきましょう。

OCNモバイルONE 公式WEBサイト

2. かけ放題は月43分以上電話する人からおすすめ

電話をかけることが多い人が気になるのがかけ放題のつけどころですよね。OCNモバイルONEには3タイプのかけ放題があります。

■かけ放題の月額料金(税込)

完全
かけ放題
10分
かけ放題
トップ3
かけ放題
サービス内容国内通話料0円10分以内の
国内通話料が0円
その月の通話料の上位3番号の通話料が0円
月額基本料1,430円935円935円
月額基本料を国内通話時間に換算すると65分42.5分42.5分
おすすめな人・月65分以上電話する
・長電話になりやすい
・4番号以上に電話する
・月42.5分月以上電話する
・1回の通話が10分以内
・4番号以上に電話する
・月42.5分以上電話する
・かける相手が3番号以内
・長時間話したい

かけ放題がおすすめとなる目安は「月々の通話料>かけ放題料金」。つまり月々の通話料がかけ放題料金を超えている場合です。

OCNモバイルONEのかけ放題料金を通話時間(通話料金)で計算すると次のとおり。

まず、国内通話料は11円 / 30秒、つまり22円 / 1分です。

完全かけ放題がおすすめな場合

完全かけ放題の料金1,430円を通話時間換算すると……
 1,430(円) ÷ 22(円 / 分) = 65(分)
月65分以上電話をかける人は完全かけ放題がおすすめです。

10分・トップ3かけ放題の場合

10分かけ放題とトップ3かけ放題の料金935円を通話時間換算すると……
 935(円) ÷ 22(円 / 分) = 42.5 ≒ 43(分)
月43分以上電話をかける人は10分かけ放題やトップ3かけ放題がおすすめです。

月43分以上電話をかける人からかけ放題をつけた方がいいですね。

OCNモバイルONEでかけ放題をつけた方がいい通話時間の目安とかけ放題の特徴を合わせてまとめると……

かけ放題がおすすめな場合まとめ

  • 完全かけ放題がおすすめ ⇒ 月65分以上電話をかける人
  • 10分かけ放題がおすすめ ⇒ 月43分以上電話をかけ、10分以内の電話が多い人
  • トップ3かけ放題がおすすめ ⇒ 月43分以上電話をかけ、特定の相手と長時間電話が多い人

電話かけることが多い人はぜひ月々の通話時間を見直してみてください。

かけ放題をうまく利用して、お得に電話をかけましょう。

OCNモバイルONE 公式WEBサイト

3. データSIMでも050Plusで電話番号を持てる

データSIMの通話手段はLINEが有名ですよね。困るのはLINEアプリを持っている人にしか通話できないところ。そんなときにやっぱり電話番号を持ちたくなりますよね。

そんなデータSIMでも電話番号を持てるのがOCNモバイルONEの050plusです。

050plusの特徴

  • 050で始まるIP電話番号が使える
  • 050plusアプリ同士は通話料無料
  • 提携プロバイダのIP電話と通話料無料
  • 固定電話や他社携帯電話への通話料が割安
  • 海外からでも日本と同じ通話料でかけられる
  • データSIMも050plusアプリで電話発着信できる
  • 110・118・119 ・104・115・171などかけられない番号あり

■050plusの料金(税込)

税込価格備考
月額基本料通常330円 / 月※別途必要
・ユニバーサルサービス料
・電話リレーサービス料
・通話料
050 plusセット割時165円 / 月
通話料固定電話へ8.8円 / 3分-
携帯電話へ17.6円 / 1分-
※新コース および新コース以外とも共通

この050plusはIP電話のためデータSIMでも電話ができ、050で始まる自分の電話番号を持てます。

注意が必要なのは、かけられない番号(110・118・119 (緊急通報)・104・115・171など)があることです。

注意点はあるものの、データSIMでの通話を可能にする050plusはとても役立ちますよね。

SMS付データSIMか音声SIMか

サイトやアプリでのログイン時のセキュリティでSMS認証があります。でも、SMSの使えないデータSIMだと手間取りがち。

そんなSMS認証まで考慮すると、050plusはSMS付きデータSIMにつける使い方もおすすめです。

ただし、月額料金が音声SIM並みになります。それなら最初から音声SIMが良いのではという考え方もできます。

050plusはどうしても必要な場合や相手がIP電話などで割安な通話料を活かせる場合のみ利用が現実的とも言えるわけです。

OCNモバイルONE 公式WEBサイト

4. MUSICカウントフリーで音楽聴き放題!

普段から音楽を聴くことが多い人、音楽が好きな人におすすめなのがMusicカウントフリー。対象の音楽サービスならデータ通信容量を消費しないオプションです。

利用するには申し込みが必要ですが、なんと月額無料。ただし、利用する音楽サービス自体の利用料はかかる点はお間違いなく。

対象の音楽サービス

  • amazon music
  • AWA
  • dヒッツ
  • LINE MUSIC
  • Spotify
  • TOWER RECORDS MUSIC
  • ひかりTVミュージック

Musicカウントフリーで音楽を聴くのにデータ通信容量を消費しなくなれば、大好きな音楽を聴き放題というわけですね。

大好きな音楽だからこそついつい聴きすぎた結果、困っていたこんなことも解消します。

  • 音楽の聴きすぎでデータ通信容量が不足する
  • だからデータ通信容量を追加する
  • そもそも音楽分だけ多めのデータ通信容量を契約する

音楽好きな人、日常的に音楽をよく聴く人こそMusicカウントフリーがおすすめです。

大好きな音楽のデータ通信容量を気にしなくて良くなるのは思った以上にストレスフリーですよ。

OCNモバイルONE 公式WEBサイト

5. プライベートIP利用でバッテリー消費が改善

オプションというより設定に入るかもしれませんが……

オプション同様にユーザーに選択の余地があり、メリットが大きいのでぜひ紹介させてください。

OCNモバイルONEにはグローバルIPアドレス利用時にバッテリー消費が増加するデメリットがあります。

このバッテリー消費を他社並みまで改善させることができるのがプライベートIPアドレスの利用です。ただし、プライベートIPアドレスの利用は新コース限定のため注意です。

・グローバルIP :バッテリー消費が増加
・プライベートIP:バッテリー消費が改善

そんなOCNモバイルONEのプライベートIPアドレスについて見ていきましょう。

1. プライベートIPはAPN設定で利用可能

OCNモバイルONEでプライベートIPアドレスを利用するにはAPN設定が必要です。

プライベートIPのAPN

  • プライベートIPアドレス → ocn.ne.jp
  • グローバルIPアドレス → lte.ocn.ne.jp

APNの設定メニューはこちらです。

APNの設定

  • Androidの場合
    設定 → ネットワークとインターネット → SIM →OCNモバイルONE → アクセスポイント名 → ocn.ne.jp
  • iPhoneの場合
    設定 → モバイル通信 → モバイルデータ通信ネットワーク
  • うまくいかない場合
    OCNモバイルONEのAPN設定ページを参照してください。

APN設定でプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを切替できるわけです。

もしどちらかのIPアドレス利用で不都合が発生した場合、APN設定でもう一方のIPアドレスに変更可能です。

ネットサーフィンや音楽、動画などを楽しむような使い方であれば、基本的にプライベートIPアドレスで不都合ないです。

むしろバッテリー消費増加が改善されることでスマホの使い勝手が向上するメリットが大きく、プライベートIPがおすすめです。

2. グローバルIPだとバッテリー消費増加

OCNモバイルONE(グローバルIPアドレス)とIIJmio(プライベートIPアドレス)のバッテリー消費を比較検証しました。

比較検証の方法

  • 充電100%から6時間経過時のバッテリー消費を計測
  • 測定中はスマホ操作なし
  • 測定アプリ:Battery Mix
  • 検証機種:Pixel 6a

結果はOCNモバイルONEでグローバルIPアドレス利用だとバッテリー消費が増加することを確認。

比較検証の結果

OCNモバイルONE(グローバルIPアドレス)とIIJmioのバッテリー消費
OCNモバイルONE(グローバルIP)とIIJmio(プライベートIP)でのバッテリー消費比較
  • プライベートIPアドレス:6時間で2%消費
  • グローバルIPアドレス:6時間で8%消費
  • 結論:6時間経過後のバッテリー消費は、IIJmio(プライベートIPアドレス)の方がOCNモバイルONE(グローバルIPアドレス)より6%少なかった。よって、OCNモバイルONE(グローバルIPアドレス)のバッテリー消費増加を確認できた。

3. プライベートIPで他社並みのバッテリー消費に改善

OCNモバイルONE(プライベートIPアドレス)とIIJmio(プライベートIPアドレス)のバッテリー消費を比較検証しました。

比較検証の方法

  • 充電100%から6時間経過時のバッテリー消費を計測
  • 測定中はスマホ操作なし
  • 測定アプリ:Battery Mix
  • 検証機種:Pixel 6a

比較検証の結果、プライベートIPアドレスのOCNモバイルONEとIIJmioではバッテリー消費が同等であることを確認。

比較検証の結果

OCNモバイルONEとIIJmioのプライベートIPでのバッテリー消費を比較
OCNモバイルONEとIIJmioのプライベートIP同士でのバッテリー消費を比較
  • OCNモバイルONE:6時間で2%消費
  • IIJmio:6時間で2%消費
  • 結論:OCNモバイルONEもIIJmioも6時間経過後のバッテリー消費は2%で同じ。よって、プライベートIPアドレス利用のOCNモバイルONEだと、バッテリー消費は他社並みである。

プライベートIPアドレスで他社並みのバッテリー消費となれば納得ですよね。

OCNモバイルONEはプライベートIPアドレス利用し、改善されたバッテリー消費でスマホ利用することがおすすめです。

プライベートIPは新コース限定なのでお忘れなく!

\ 検証したスマホはバッテリー長持ちのPixel 6a /

OCNモバイルONE 公式WEBサイト

06. 【まとめ】オプション活用で便利・安く・お得に!

OCNモバイルONEのおすすめなオプションの活用法を解説してきました。

おすすめのオプション活用法5選

  • 家族利用や複数端末利用なら容量シェアがおすすめ
  • かけ放題は月43分以上電話する人からおすすめ
  • データSIMでも050Plusで電話番号を持てる
  • MUSICカウントフリーで音楽聴き放題!
  • プライベートIP利用でバッテリー消費が改善

ユーザーの使い方に合わせたオプション活用はより便利に、より安く、よりお得になることがわかりました。

使いどころに悩むオプションだからこそ、自身の使い方を振り返りつつ、本記事を参考にしてみてください。

OCNモバイルONEにこれから申し込む人も、すでに利用中の人もオプション活用でより良いスマホライフに繋がりますように。

OCNモバイルONEユーザーのかへおれ(@caheoreblog)でした。

OCNモバイルONE 公式WEBサイト

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